家庭用パン焼き器市場が拡大

家庭用パン焼き器市場が右肩上がりで拡大している。深刻な不況を受けて,家庭で食事をする「内食」指向が強まっているのが追い風の一因だ。

かつて(1987年頃)のブームとは一味違った好調ぶりである。わが家も購入した。
各社が競って多彩な機能をアピールし,蒸しパン,フランスパン,玄米パンなどが焼ける機種もある。

パン焼き工程は,「生地をこねる⇒寝かせて発酵⇒焼く」である。各時間を自在に設定でき,全自動で手軽に焼ける。どの工程中かパネルに表示されるが,どのような動きをしているか外からは見えない。

蓋をあけて思わず覗きたくなるが,我慢すると,家中に焼きたての幸せな香りが拡がる。

(『電子材料』2010年4月号編集後記より)