10月は3R推進月間

経済産業省では,毎年10月を3R推進月間と定めている。3Rとは,リデュース(廃棄物の発生抑制),リユース(再利用),リサイクル(再資源化)であり,環境と経済が両立した循環型社会形成のためのキーワードだ。

レアメタル希少金属)は,先端技術に欠かせない資源だが,特定材料を用いる新製品の急速な拡大で材料不足が懸念されている。デジタル家電には,「都市鉱山」と呼ばれるように,希少金属や貴金属が埋もれている。工夫した3Rのシステム構築が重要である。

ある寺院で「針供養」ならぬ「小電供養」が始まったそうだ。主旨に違いがあるが,このような試みが定着すれば,生活習慣とて3Rの推進となる。

(『電子材料』2009年10月号編集後記より)