ラージ(エリア)エレクトロニクス

日本電子回路工業会では,「将来産業ビジョン委員会」の中間報告を行った。

電子回路産業が今後狙うべき柱として想定されるのは,「ラージエレクトロニクスの活用」および「部品内蔵基板」であるという。

ラージ(エリア)エレクトロニクスとは,各種方法によってパターンおよび/または素子を大面積に再現する技法である。

その応用製品として,PVパネル,電力伝送シート,大型FPD,電子ペーパーなどがあり,低コスト・大量生産の実用化に貢献できる。プリンテッドエレクトロニクスの概念に近い。

材料とプロセスによるイノベーションが発展の鍵だ。2017年には約5兆円の市場規模になると予測されている。
(『電子材料』2009年11月号編集後記より)