読書

『さよなら、オレンジ』

最近、読んだ小説で一番感動したのが、 『さよなら、オレンジ』です。オーストラリアに移り住んだアフリカ移民の女性と 日本人女性の交友を通して、 言葉の通じない異国で生きる困難と希望を描く。 「私は生きるために、この異国にやってきた。 ここが今を生…

『楽園のカンヴァス』

お進めの一冊です。 『楽園のカンヴァス』原田マハ著アンリ・ルソーの名作をめぐるアートミステリー。 楽園のカンヴァス作者: 原田マハ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 60回この商品を含むブログ (103件) …

「天地明察」が映画化

2010年本屋大賞第1位に輝いた『天地明察』が映画化されます。監督は,『おくりびと』の滝田洋二郎氏です。碁打ちとして徳川家に仕えながら,日本で初めての暦作りに挑戦した安井算哲の物語です。9月15日全国公開。天地明察作者: 冲方丁出版社/メーカー: 角川…

『陽だまりの彼女』(越谷オサム著) 

今日,読み終わったお薦めの一冊です。 かなり前に出版された小説ですが,文庫版も出ています。 陽だまりの彼女作者: 越谷オサム出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (29件) を見る陽だま…

 『もぎりよ今夜も有難う』(片桐はいり著) 

俳優の片桐はいりが、学生時代に映画館でアルバイトしていた経験を語ります。 映画と映画館への、今も変わることのない思いがあふれています。コラムにつけたタイトルが、映画の題名をもじって付けてあり、楽しめます。 映画「かもめ食堂」に出演してますが…

 『人質の朗読会』(小川洋子著)  

人には大切にしている体験がある。 それがその人の生き方を支えている。語っている人の現在の職業や立場と,なぜその場に居合わせたかなど,最後の語り手の紹介で結びつきました。一人一人が人生の主人公です。(以下,「週刊ブックレビュー」より) 地球の…

 『考える整頓』(佐藤雅彦著) 

混沌とした日常の中にある不可解さを取り出し,独自の考察で紐解いていきます。『暮しの手帖』に連載されてた27編をまとめてあります。 中でも「おまわりさん10人に聞きました」の視点がユニークで,面白かったです。著者の佐藤雅彦氏は,NHKテレビ「ピタ…